朝が来た。

ベッドから出て、カーテンを開けたら、太陽の光が目に飛び込んで来る。
その眩しさに、思わず目をこすった。

誰にでも、平等に朝は来るんだなぁ、と思いながら、久しぶりの制服に袖を通した。

あまりの寒さに身震いしながら、朝食を取り、歯を磨いて、最後に鏡で自分の格好を確認してから、家を出た。

スカートの裾からすべり込んで来る風が、少し冷たい。
もう、すっかり冬だ。