風邪を引いてしまった。

昨日の久しぶりの夜ふかしのせい、と言うわけではないと思う。楽しみなドラマがあって、朝から浮かれていて気づかなかったが、本当は少し体がだるかったのだ。

朝目を覚ますと、頭がくらくらして、布団から出ることが出来なかった。
両親は共働きで、会社を休むことは簡単に出来ないから、学校に休みの連絡をすると、すぐに仕事に行ってしまった。

それは、いつものことだ。
小学生の頃から、風邪をひくといつも家にひとりになる。小さい頃は、寂しくて泣いていたが、今となってはもう、何とも思わない。
むしろ、家にひとりでいられてラッキーとすら思うようになっていた。

私は風邪をひくと、必ず喉が痛くなる。だから、いつもレモン味の、のど飴を舐める。そして夏でも冬でも、必ず毛布をかぶったまま家の中を移動する。

今日は、ものすごく寒い。

ニュースで見たら、今は11月なのに今日は12月の寒さらしかった。こんなに寒い日でも、学生や社会人の人は、身震いしながら登校、通勤をして、寒さに耐えながらも、自分のやるべきことに向き合っているのだろう。

私が今こうして、毛布に包まっている間も、きっと誰かが現実と戦っている。