目が覚めると、ベッドの上。
目の前には真っ白な天井が広がっていた。
「由梨奈?!よかった 目が覚めたのね」
「お母さん え、どうして?」
「どうしてって、あんたねー。学校で倒れたのよ。覚えてないの?」
「あーなんか分かるかも」
「全く心配かけてー。最近頭痛いって言ってたものね、疲れが一気に出たのよきっと。 そうそう、先生に説明聞いてこなくちゃいけないから、大丈夫そうになったら言うのよ」
「もう大丈夫だけど」
「そうなの?よし、なら行くわよ」
まさかこれからあんなことを知らされるなんて思いもしなかった。