[璃莉葉side]

あれから利夏くんは毎日あたしのことをぎゅーしてくれた。

場所は様々で学園でばったり会った時なんかは廊下のど真ん中でしてくれることも。



「利夏くッ!?流石にここは…///」

「ちょ、王子!?何してんの!?」

「姫だけずるいよ!」



廊下のど真ん中だもん、そう言われるのも無理ないよね…



「俺この子の精神安定剤だからさ」

「…ッ!」

「はぁ!?何それ、どーゆー意味?」

「じゃあね」



あたしの頭をポンポンっと優しく撫でてから利夏くんは複数の女の子たちを引連れて行ってしまった。


精神安定剤って…

なんか悪くないかも…!