「ママ、有先生こそっとボクだけに教えてくれたんだから、絶対本気だよ!みんなには内緒だよって言ってたもん。」

七くん!

黙って~!

「ライバル登場か?」

絶対蒼空くん面白がってる~!

エビフライのしっぽが口から出てるのが、余計イラッとくるわ。

永久は腰に手を置いたまま、私を凝視してます。

目、そらしたい…。

「七世、明日はお迎えオレも行くからな。」

「えっ!やったぁ!」

嬉しそうに笑う七くんですが。

私は冷や汗ものです。

「牽制しにいくんだな。」

だよね~そうだよね!

蒼空くんのセリフに、益々引きつる私のほっぺを両手で挟む永久は。

「蒼空ばっか見るな。」

あっちこっちヤキモチ妬いちゃうみたいです。


end