「車!車出して!」

桐谷さんが言った。

「え?なんで?」

「もう一度現場に行くのよ!ケータイがあるかもしれないし!」

「え?」

桐谷さんは現場に行くためにさっさと部屋を出ていった。

行っても何も無いと思うけどな。

というかまたあそこまで行くのか。

気が萎える。