「そうだったんだ……。」

「諸星に好き以外の何の感情もない。諸星には届かなかったけどな。じゃーな。」

江角はヒラヒラと手を振って帰っていった。

フラれた腹いせに殺した……。

あり得るかも。

江角はみんなで集まった日、一人遅れてきた。

それにさっきはああ言ってたけど、ホントはもう好きの感情が無くなり、憎しみだけが残っていたら?

あのテンションが本物だったとしたら……?


誰もが怪しく見えてきた。