"多分、また来ると思う"


いや、来なくていいわ!

って言いたいのは山々だけど、好きな気持ちは私にも分かるから。


それに、いくら彼女が居ても、好きになっちゃいけないなんてルールも無いし。


大丈夫。私は藤原先輩を信じてるから。


そう言い聞かせて、もうすぐそこまで見える学校を見つめた。