「よーし、まずは食べ物注文しちゃおうか」


藤原先輩と私以外の4人は盛り上がっていて、次々に食べ物を注文していった。


「あ、そうだ。飲み物何にする?」

「ここってドリンクバーだよね?誰が行く?」

「奈緒!奈緒が行ってきてくれる?」



ボーッとしてる私を見た真奈が、私を指名した。


「おっ!じゃあ春人も行ってこいよ!」

「は?なんで俺?」


「お前のせいで遅刻したんだからなー。それに、奈緒ちゃんとも知り合いみたいだし?」



ニヤニヤしながら話す優馬先輩を睨む藤原先輩。


「やだ春ちゃんこわーい!なに?今日機嫌悪くない?」

「…なんもねーよ」



そう言ってそそくさと部屋からでる藤原先輩を追いかけるように、私も部屋を出た。