最初は別にどうでもいい存在だった。
でも、あいつに会うときは、決まって暗い顔をしてた。
廊下ですれ違う時、遠くから見つけた時、友達と話してる時。
いつも顔は笑ってはいるけど、心は笑ってなかった。
次第に、俺が笑顔にしたい、助けてやりたいって、そう思った。
だから保健室で会った時、チャンスだと思った。
でも、いざとなると何て声を掛けたらいいかわからなくて冷たくしてしまったけど、こいつが少しでも笑ってくれればいいと、そう思った。
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