出し物も決まり、役割分担も決まって、安堵のため息が出る。



ちょうど会議から戻った山ちゃんは「今日さっそく打ち合わせがあるから、塚田は放課後残って空き教室①に行ってくれ」



ツイてない。ほんとにツイてない。
ほんとに果てしなく面倒くさい。


はーい、と生返事をして、席に座る。




四六時中藤原先輩の事ばっかり考えて疲れちゃったなぁ
しかもいい事じゃなくて悪い事。




保健室で会った謎の少年の言葉が頭によぎる。


まだパワーがあるから大丈夫。

そう言い聞かせて頑張ってきたけど、もうそろそろ辛い。


藤原先輩が百合さんの元に行ってしまうんじゃないかって勝手に不安になって泣いて。


藤原先輩が悪い訳じゃないのに。



明日、藤原先輩に話そう。