「おぃ!おい！！！」
「むはっ！と、殿ー！」
「は？殿?」
やばい!夢に入り込んでしまった！
「えーと、トノサマガエルがー、うまれてますー！！」
はっ！！テンパりすぎておかしなことを言っちゃった！
「そーぢゃなくて、えっと、」
「ぶはっはははは！ひーひー、お前何ゆってんの？ははっ」
何この人？いくら何でも笑いすぎじゃない？？
そう思って、じぃーーーーっとみていた。
「ははっ！あーーごめん、笑いすぎた」
「もぅ！初対面ですよね！？」
「起こるなって、ごめんって！」
「いいですけど、」
てか、この人だれ？
「あのーどちら様でしょうか？」
「あぁ、そーいえば一年だったな、」
ん？
一年じゃなかったらみんな知ってんの？？
なんで？？
「んな顔すんなって、不思議なんだよな？」
なんでわかったのー？
顔に出てるー？
「でも、教えてやんね。俺は、桜木翔流だ。よろしく。」
「よろしくお願いします！あっあたしは、」
「あぁ、知ってる。有名だもんな。」
有名なのか？
まぁいいや
「あのあたし、そろそろ帰りますね。HR始まるんで、」
「お、おい！また、来いよ！」
「はい。了解です！」
これが、あたしと翔流先輩の出会いだった。
