シグレさんは夜になると姿が変わる。
夜になる前には、必ず部屋に行くんだけど。でも、ある日見てしまった。シグレさんの、夜の姿をそれは、悪魔と呼ぶにふさわしい姿だった。昼間のシグレさんの姿は、翼は悪魔のようなものだったけれど他は、天使や、人間とあまり変わらなかった。けれど、夜のシグレさんはまるで、おとぎ話に出てくるような悪魔と同じ感じだった。
その日は、シグレさんの姿に驚いてなにも聞けなかったけど。今なら、シグレさんも話してくれそうな気がするので聞いてみることにした。
「あの、シグレさん」
「どうした?」
「シグレさんの夜の姿のことなんですけど。」
そう言うと、シグレさんは一瞬目を見開いて。でも、すぐに怖い顔に変わって「なぜ知っている」と聞いてきた。その迫力に一瞬逃げ出しそうになったが、堪えた。
「えっと、前ドアが少し空いていたから閉めようと思ってドアの方にいくと。影が目にはいって、昼間のシグレさんの姿しかそのときは知らなかったから。驚いて、部屋のなかをドアの隙間から見てしまって。」
「そしたら、夜の俺の姿が目にはいったということだな。」
「はい。」
夜になる前には、必ず部屋に行くんだけど。でも、ある日見てしまった。シグレさんの、夜の姿をそれは、悪魔と呼ぶにふさわしい姿だった。昼間のシグレさんの姿は、翼は悪魔のようなものだったけれど他は、天使や、人間とあまり変わらなかった。けれど、夜のシグレさんはまるで、おとぎ話に出てくるような悪魔と同じ感じだった。
その日は、シグレさんの姿に驚いてなにも聞けなかったけど。今なら、シグレさんも話してくれそうな気がするので聞いてみることにした。
「あの、シグレさん」
「どうした?」
「シグレさんの夜の姿のことなんですけど。」
そう言うと、シグレさんは一瞬目を見開いて。でも、すぐに怖い顔に変わって「なぜ知っている」と聞いてきた。その迫力に一瞬逃げ出しそうになったが、堪えた。
「えっと、前ドアが少し空いていたから閉めようと思ってドアの方にいくと。影が目にはいって、昼間のシグレさんの姿しかそのときは知らなかったから。驚いて、部屋のなかをドアの隙間から見てしまって。」
「そしたら、夜の俺の姿が目にはいったということだな。」
「はい。」