その時は、運動でもしているのかな?と思っていました。

でも、その人は決して私達のことをぬかそうとしませんでした。

不審に思って、後ろを振り替えるとそこにはナイフを持っている男の人がいました。

男の人は、私と目が合うといきなり私に向かってナイフを突き立ててきました。

ナイフが私に刺さりそうになった瞬間、お父さんが私をかばうように前に出て私の代わりにお父さんが刺されるという形になってしまいました。




『お父さん!』


刺された場所が心臓付近で、お父さんはそのまま動かなくなってしまいました。

でも、犯人はお父さんを刺しただけじゃ物足りなかったのか、また私に向かってナイフを突き立ててきました。

すると、今度はお母さんが私をかばって刺されてしまいました。



『お母さん!』



犯人は、二人を刺してそのまま逃げていきました。

私は、大声でお父さんとお母さんのことを呼んだけど、反応がありませんでした。




『お父さん!お母さん!』