斗「おい。なんだよアイツら。」

ゆ「……。」

斗「裏切るってなんだよ。答えろよ。」

ゆ「どうせお前らもいつかは私の事裏切るんだよ。」

斗「どーゆう事だよ!!おい、ゆりか!!」

私は斗真が呼び止めてるのを無視し学校とは反対に歩き始めた。



また失うんだ。



大切な仲間を。



なんでうまくいかないんだよ。ただ仲間を大切にしたいだけなのに。


ガシッ



!!??私は誰かに腕を掴まれた。

振り返るとそこには斗真がいた。

ゆ「!?なんで追いかけてきてんの」

斗「仲間だろ、俺ら」

ゆ「…………」

斗「俺らの姫だろ。」

ゆ「…………」

私はもう空輝の姫には戻れない。

私には消せない過去があるから。

この過去を聞いたらきっと斗真達も……。