春馬が拉致された…


春馬を拉致した奴らは昔に一度喧嘩をした所だろう…
俺が喧嘩をやめてからわざわざ探して喧嘩を売りに来たみたいだ。

いくらか前から張り込みをされていたのだろう…そして春馬を拉致した…俺の餌にする為に。

俺は中学の頃は血の気が盛んだったから売られた喧嘩はとことん付き合ってた…

ここに数年は喧嘩をしていないからどこまで持つか…

「……まぁ、やるしかねえな。」

「…そうだな…。」
連も久しぶりの喧嘩に少しばかりワクワクしてるようだ…

「…お前、楽しんでないか?」

「…バレた?」

蓮は見かけによらず俺より血の気が盛んだ…キレると止まらない…

まぁ、滅多にキレない気の長いヤツだから安心だ。

「…ま、やりすぎるなよ?
…気絶させるだけだからな。」

「…分かってるよ」

目的地の倉庫に近づいてきて2人とも表情のが引き締まる。

「…よし、行くぞ。」


…春馬、待ってろ、今助けるから…

俺たちが薄暗い倉庫へ足を踏み入れた…