それから無事に?箸は買えた。 帰る途中に黒澤君は大きな声で私に叫んだ。 「さっきはあんな話してごめんな。でも、お前が忘れても俺は、」 お?なんだ。妙にその次に言われるであろう言葉を期待している私。 「ぜってぇあんなバカで和恋らしい話ぜってぇ忘れたりしねぇからな!」 はいー。私の期待した心を返せ〜。 謝っているの?それともまたバカにしてるの? 今はともかくこれだけ言おう。 「そんなバカみたいな私の話、忘れろぉぉ!!」