「あっ、わわ!私のパン〜!」








「ねぇ、てか何驚いてるの?私が男子と出掛けるからビックリしたの?それとも他になにか……?」







お姉ちゃんは床に落としたパンを拾うと手に持っていたお皿に乗せた。







「私は和恋は夏祭り女子と行くと思ったのに。まさか、よりによって海斗君だとはね……。」








海斗君……。黒澤君の下の名前。









「え……?えっと、、」







何でお姉ちゃんが知ってるの?確かに、遥と黒澤からは私は幼なじみの1人と聞いている。でも、高校生になるまで違う土地で過ごしていたから高校生になってこの街には引っ越してきた。








あれ?私はなぜ引っ越しをしたの?なんで?
お姉ちゃんは何か知っている?