「まあ、とにかく回ろーぜ。…の前に紹介な。
おーい。来てくれ」
小野寺君はそう言うと違う方向を向き誰かに呼びかけた。
「ったく、何で俺が来ないといけないんだよ。お前の頼みだからって来たけどこーゆうの正直言って苦手なんだよ!」
そうブツブツ言いながらこちらに向かってくる彼は不機嫌オーラを出しまくっていた。
「まぁ、まあ。来てくれただけで助かるわ。あっ、こいつ俺の従兄弟の佐々木日向」
そう紹介を受けた彼はこちらをギロッと睨みつけてきた。
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