和恋のお風呂は意外と長くて美優と遥の話が終わった15分後に来たのであった。
「和恋、遅いよ〜。これから聞きたいことあるのにもう眠たい。」
そう言うと、遥は目をゴシゴシこすった。
「ごめん!柚の匂いにしばらく浸っていたくてね」
「じゃあ、遥さんや。もう寝ましょうかね?今日、話したかったことは明日の夜にでも。」
「賛成。明日は和恋が一番風呂だからね」
遥は相当話したかったのか、ちょっとすねていた。
全員が床に敷いた布団の中に入ると美優は電気を消した。
「みんな……おやすみ」
その後、何分で眠りについたのか3人の声は聞こえなくなった。