「あの……すみません……」
泣きそうになりながらも謝ろうとする。
その時だった。ギュッと抱き締められる。

えっ……?
まさか、抱き締められるなんて思わなかったから
驚いて硬直する私。

しかし総支配人は、抱き締めたままの状態で
くるりと私を押し倒してきた。
つまり私は、総支配人に下敷きにされている状態だ。

こ、これは……どう言うことなの!!?
急な出来事に頭の中がパニックになる。

そうしたら総支配人は、
「高城。お前……そんな格好で触れてくるのは、
誘っているのと同じだぞ。分かってやってるのか?」
私にそう言ってきた。

えっ……?と思ったが
自分が今、どんな格好をしているのか思い出し
さらに恥ずかしくなる。

そうだった。私……シャツ1枚だった。
何とも恥ずかしい格好だろうか。これは、
誘われたと思われても仕方がない。

「あ、あの……」
身体中が熱くなるのが自分でも分かる。
どうしょう……そんなつもりなかったんだけど

すると総支配人は、
「俺がどんな想いでいるのか……分からないくせに」
ボソッと呟くと強引にkissをしてきた。

どんな想いでって、どう言う意味!?
いや、それよりも何故私は、
総支配人にkissをされているのだろうか。

必死に抵抗するが彼は、それを許さなかった。
さらに深いkissをしてくる。