高級感が溢れるマンションだった。

うわぁ~凄い!!
こんなマンションに住めれたら
どんなにいいだろうか。
驚いていたら総支配人は、お金を払い
タクシーを降りてしまう。

私も慌ててタクシーから降りた。
「行くぞ」
総支配人は、素っ気なく返事をすると中に入っていく。

私は、迷ったが仕方がなく着いて行く。
オートロックを解除して奥に入って行くと
エレベーターに乗り込む。
1番最上階のボタンを押した。

「最上階なら……覚えやすいですよね」
何故ならそれ以上は、上がないから迷いにくい。
するとギロッと睨まれてしまった。

おっと……ついホテルの癖が……。
慌てて手で口を押さえる。

エレベーターが着くとそのまま降りて
総支配人の部屋に向かった。
鍵を開けると
「開いたぞ。入れ」と言ってくる。

「あの……やっぱり」
やっぱり泊まらしてもらうのは、どうかと思う。
いくら上司の命令だとしても

するとまたもや強引に押し込まれる。
ちょっと……!?

しかし、中に入ってみると
まるでモデルルームのように綺麗で広かった。

「お、お邪魔します……」
恐る恐るあがらしてもらう。
何だかいろんな意味でドキドキするわ。

すると総支配人は、リビングに案内してくれた。
「座っていろ。今、水を持ってきてやる」