(え。もしかして、嘉祐先輩??)


わたしは、目を丸くしていた。

万年ベンチだと聴いていたから、そこまで入れられるのかなと思っていたのだ。


(あ、あんな風な笑い方もするんだ、、。)


いつもとは違う、無邪気な笑顔に心を惹かれはじめていた。

そのあとの表彰式。

男子の部では嘉祐先輩たちの3-2が。

女子の部では、なんと、私たちの1-2が。

少し、嬉しかった。