たくさんの新しい制服。

そのなかに、着崩した制服がちらほら。


(あっ。いた。)


わたしはその中からひとり。

見慣れた姿を見つけた。

ただ、むこうはこちらには気付かない。


「まーた、優虹ちゃんは先輩ですか??」


中学からの幼なじみの萌由(めゆ)に肩を組まれる。


「うん!!」