葵と話しながら体育館へと向かっている最中もぐるぐる廻る考えを無視して、葵との他愛もない会話に集中した。
あとでまたゆっくり考えよう。
そう思った。
眠りを誘う校長先生の話が終わって、教室へ戻ってきた私を待っていたのは……。
「あ~~っ!ヤバいわこの成績!!」
「どれどれ?見せてみなさい歌夜さん?」
にんまりした葵に、あっさりと通知票を奪われた私、頭を抱えて顔を伏せた。
「……うっわー、ちょっと歌夜、なにこれ!?」
驚く葵の声を無視!
あ~ん、ついでにその成績も無視したい!
私はギャーギャー騒ぐ葵の声を聞くまいと両手で耳を塞いだ。