変な夢を見たようだ。彼女が亡くなってから、学校には余り行けていない。
友達には心配されたが何も答えなかった。
「ねえ」
なんか声がする。いや、家に僕しかいない。おかしい。彼女が居なくなってから、耳までおかしくなったのか?
「おかしくなってないよー!」
えっ!?
「やっと目があったー」
そこには、白いワンピースを着た金髪の女の子が立っていた。第一印象は、優しそうな女の子。
「えっ!?何ですか!?勝手に家に入って来ないでください!!」
すると、女の子は笑ってこういった。
「あんたが、契約したんでしょうが!」
「へ?」
彼女の雰囲気とは違う話した方だった。
「覚えてないの?」
「あの…契約って…?」
この状況で、普通に話してる僕も僕だけど、「契約」という言葉が気なった。
「あの時に戻りたいんでしょ?」
…! あの夢?
「やっと分かったみたいね!」
「でも、あれは夢じゃ…」
「夢だったら、私が知ってる訳ないでしょ?」
「まあ…」
「とりあえず契約の説明ね」