｢翔ちゃーん！おはよっ！迎えに来たよー｣


インターホンすら鳴らさず家のドアを開けて玄関から叫ぶ誰か。



まぁ、おれのことを『翔ちゃん』なんて呼ぶ奴は一人しかいない。





俺の幼馴染みの

宮森 咲‐miyamori saki‐

ヘソくらいまであるんじゃないかというサラッサラな髪を今日はポニーテールにしてる。


クリックリのでっかい目に綺麗な唇。
全体的に整った顔立ちをした咲



…まぁ俺の好きな人でもある。





｢いつも、来なくていいっつってんだろー
それに木下蓮先輩に浮気だって思われるぞ｣



木下蓮先輩
なんて言葉俺の口からは出したくないけど…


















咲の彼氏。