でもやっぱりAちゃんは虐められるのが怖かったのでしょうね。徐々に私から離れて行きました。
独りになった私はまるで、今まで強い鎧で守られていたのにそれを無理やり剥がされたような気持ちでした。
ああ終わった。小学3年生にも関わらずそう感じたのを覚えています。

それから数ヶ月、クラス替えがあるまで私は必死に彼女達からの虐めを耐えました。中でも一番絶望したのは、彼女達とAちゃんまで私を虐めていたのです。

その時から私の中に『友達』という物が無くなりました。どれだけ優しくしても、尽くしても最後は自分勝手に棄てられるのです。