真っ白なシーツに広がる真っ黒な黒い髪 柔らかく滑らかなそれから香る甘い香りに頬が緩む。 「愛してるよ」 隣から聞こえてくる静かな寝息に耳を傾けながら 僕は何度でも愛を囁く。 ベッドの脇に置かれた透明な二枚のレンズだけが 僕らの姿を写していた。