私は一目惚れして買ったのはいいものの一回も来ていなかったワンピースを着た。髪の毛も巻いてメイクもして……

─コンコン

「まだ?」

荷物をカバンに詰めてたら、おにいちゃんがきいてきた。

「もう少し」

そう言いながら時計を見ると……

「えぇぇぇ!もう10分もすぎてる!
ごめん!」

「いいよ、ゆっくりで。外で待ってるな?」

そう言い頭をポンポンして部屋から出でいった。



昨日私はお兄ちゃんのことが好きなんだと気づいた。でも、私たちは兄妹で恋人同士には慣れないわけで。

悩んだ私は一日だけという条件で恋人になることにした。

そして今日に至るわけなのだ。



それにしてもきょうのおにぃは、一段とかっこよかった!!
きょう心臓持つかな?



なーんてことを考えながら家の外に出た。