く~ぅ!
言い返したいのに、言い返したいのに…言い返せないよ!

だって、私は、どーせ…バカだもん!

しかもこのテーマパークまだお化け屋敷に入ってすら居ないのにお化け屋敷までの道に、生首とかゾンビの人形とか置いてある。
もう、これだけで怖いっ!







「うわぁリアルだなぁ。」







それなのにハルは隣で感心してるし…。

私は足取りが重くなりどんどん皆から置いていかれる。








「ハル!待って…」


「なんだよ、ミツ。これだけで怖いの?」







そう言うとハルは私のところまで来ると私の手を取り、引いて歩きだした。

ハルと手を繋いだだけで幾分か恐怖がマシになった…けど!
やっぱり怖い。