「なあ、なんの話してんの?お前ら」





「……新島」









振り返ると、
感情の読み取れない、無表情な新島が立っていて。


新島の視線は、
真っ直ぐに光に注がれてた。






「は?誰お前。関係ねぇだろ、でしゃばんな」



光が新島に近づいて、がんを飛ばす。
光よりも背の高い新島は、

そんな彼を上から見下ろした。



「元彼だかなんだか知んねぇけど

お前こそでしゃばってんじゃねえぞ。

つーか橘のこと抱きたくねぇとか何とかほざいてたけど、そもそもお前みたいなクソ野郎に抱かせるわけねぇから」



この前の、
先輩たちにいう口調なんかよりも比べ物にならないくらいに。


威嚇するような目つきと荒い言葉で
新島はさりげなく私と光の距離を離れさせた。




て、ていうか軽々しく

抱くとか抱かないとか私の前で言わないでよ___っっ!!