凛音の体も、倉科の頭も、海の中に沈んでいった。何も知らない月が2人のいる海を照らしている。 嗚呼、きっとこれはただの悪夢。 携帯に電話をかけた主、妻の優子は幼い娘と共に、倉科の帰りを待ち続けている。 fin