いい加減、勉強始めないとね。




正方形の机に床には座布団がある。



どう座ればいいか迷っていると、



「 隣にきていいですよ。 」



大和くんが気を利かせて言ってくれた。


「 ありがとう。 」



私が大和くんの隣に座ろうとすると、
誰かに手を引っ張られた。



「 このみは、俺の隣な。 」



悠馬だった。



なんなのよ、急に。



今日は会ってからまだ一言も話していない。



「 ちょっと、やめてよ。 」



そういう強引なところがいやなの!!



「 うるせー。」



拒否したけど結局、悠馬の隣に座る。



机があまり広くないせいか、悠馬との距離が近い。