「 なによ、その俺様発言。 私は意地悪じゃなくて、 優しいひとがいいもん。」



そんなこと言われて、嫌じゃないのに。



思っていることの逆のことを言ってしまう。



優馬の前じゃ素でいられなくなってるのかもしれない。



「 あっそ。」



悠馬は私の手を離してしまった。




後悔しても遅いのに。



悠馬は1人で黙々とテスト勉強を始めてしまった。