「だろ?よしっそうと決まれば今すぐ柊のとこへ行ってこい!今ならまだ走れば間に合うでしょ」




「で、でも…」




「ほらほら迷ってる暇はないよ。そんなの花らしくないし。いつもみたいに真っすぐに突き進めば大丈夫だよ。ねっ?」




涼太くんは私を元気づけるように、いつもの笑顔を浮かべていた。




そうだよね…うんっ涼太くんの言う通りだ!




こんなうじうじしてるのって私らしくないよっ




柊くんに会ってちゃんと謝ろう。




それで全部正直に話して、解決策を見つければいいんだっ




涼太くんの言葉に後押しされ、気持ちが固まった。




今ならまだ走れば柊くんに追いつけるかもっ




「涼太くん、ありがとう!本当にありがとうっ私、柊くんのところに行ってくる」