「えっ…いいよ、別に…」




さっき喧嘩になっちゃったし、柊くんすごく怒ってたし…




それに柊くんとまだ前みたいにまともに話すこともできないのに。




どうせ、また会ったって、柊くんのこと怒らせるだけだよ、きっと。




「柊と仲直りしたいでしょ?」




「それは…そうだけど。でも、柊くんとまともに話せる自信ないし、きっとまた柊くんを傷つけちゃう」




もうあんな顔をさせたくなかった。




柊くんを傷つけてしまうくらいなら、もう会わないほうがいい。




距離を置いたほうがいいのだ。




「花さ、なんで柊が傷ついたか知ってるの?」




「え?それは、私が変な態度とるから?」