勢い余って学校まで走って来てしまった。

「う…視線がいたい…」

そんなとき、

「大丈夫ですか?」

後ろからそんな声が聞こえた。

振り返ると1年生…と思われる、女の子。

「あ、大丈夫です!ありがとうございます!」

そう言うと、女の子は笑顔で、

「よかった!あの…1年生…ですか?」

そこで私は彼女のリボンが1年生の赤なことに気づく。

「そうです!あなたも…ですよね」

そこから、高校生活初めての友達が出来た。