コンビニから学校までの道のりで、天真がイジメのメンバーに加わった理由を聞いていた。
浩志が頼んだ隠し撮りを引き受けたのは、天真が写真部に所属していたからだそうだ。
浩志もその事を知っていて天真に頼んだのだろう。
小学校の頃から写真を続けていた天真は写真の腕に自信があった。
だけど当然ならがら隠し撮りなんてしたことはなかったらしい。
一度は断ったようだが、浩志の熱心な誘いによって少しくらいならいいかという気持ちになってしまったそうだ。
何度も隠し撮りをしている内に天真の気はどんどん大きくなっていき、それに伴って行動も大胆になっていった。
すっかり油断していたその時、司にバレたのだ。
『お前、なに撮ってんの?』
後ろから司にそう声をかけられた瞬間、心臓が止まったと思った。
天真が振り返ると、司のニヤついた顔がそこにあった。
『なに撮ってんの?』
と言いながらも、何を撮っていたのかすでに理解している顔つきだった。
使用意図に関わらず、盗撮は犯罪行為だ。
天真はありとあらゆる言い訳を考えた。
しかしそれを口にする前に司が切り出した。
『黙っててやるよ』
浩志が頼んだ隠し撮りを引き受けたのは、天真が写真部に所属していたからだそうだ。
浩志もその事を知っていて天真に頼んだのだろう。
小学校の頃から写真を続けていた天真は写真の腕に自信があった。
だけど当然ならがら隠し撮りなんてしたことはなかったらしい。
一度は断ったようだが、浩志の熱心な誘いによって少しくらいならいいかという気持ちになってしまったそうだ。
何度も隠し撮りをしている内に天真の気はどんどん大きくなっていき、それに伴って行動も大胆になっていった。
すっかり油断していたその時、司にバレたのだ。
『お前、なに撮ってんの?』
後ろから司にそう声をかけられた瞬間、心臓が止まったと思った。
天真が振り返ると、司のニヤついた顔がそこにあった。
『なに撮ってんの?』
と言いながらも、何を撮っていたのかすでに理解している顔つきだった。
使用意図に関わらず、盗撮は犯罪行為だ。
天真はありとあらゆる言い訳を考えた。
しかしそれを口にする前に司が切り出した。
『黙っててやるよ』