朝ごはんとか普通あたしが作るんだろ…







なんて自分に呆れた








「ごめんね、何か朝ごはんまで…」







「いいって、出来たから座って」






「うん、ありがとう」






おいしそうな匂いがした






出てきたのは目玉焼きとベーコンとトーストだった






「おいしそお、お腹ぺこぺこなんだ」






あたしは出てきたご飯を見て思わず頬が緩んだ







そんなあたしの姿をじっと見つめる篤






「な、なによ?」





篤は気持ち悪いくらいの笑顔で言った






「幸せだなって、思って」