「別れて。お前がそんな奴だとは思わなかった。」




「あたしも勇人がそんなふうに思っていたなんて思わなかった。」





「帰れ。」






「さようなら。」






あたしは勇人の家を出た。






家に帰ると喧嘩している。






あたしの中で何か切れてしまった。






「てめぇーら、いい加減にしろよ。」





「・・・・瑠衣?」





「はっ?!名前呼ばないでよ。気持ち悪い。」





「お前親になんてことを・・・・。」





「うっせーんだよ。うざいんだよ。こんな家いたくもねぇ。」





お母さんが泣いている。




もう・・・どうでも良かった。