勇人は、手を出すことがなかった煙草を吸うようになっていた。





学校も遅刻をするようになり一緒にいる時間が少なくなった。





あたしは怖くて何もできなかった。





時々勇人にご飯は作っていた。





約束は、守りたかった。






そんな日々が1ヶ月続いた。





あたしも、最近親の喧嘩のせいでイライラするようになっていた。





勇人とあたしの間に見えない溝ができはじめてるのに気が付かなかった。






勇人は荒れていく。





あたしも、学校に遅刻するようになり、勇人にも八つ当たってしまう。





もう、辛くて死にそうだった。





久しぶりに勇人の家に行ってご飯を作っていた。




カレーにした。




「いただきます。」