朝目が覚めると勇人は寝ていた





ちょっとだけ涙の跡がついてる






まだあどけない寝顔を見つめていた






「…んっ」






すると、勇人が目を覚ます






「おはよ」





あたしが声をかけると






「はよ」






って掠れた声がした







「…大丈夫?」








「ん…」






何かどう接したらいいのか分からない






とにかく…






「学校いこっか?」





「ああ」