バイクで行けばあたしの家にすぐ着いた






「今日はありがとな、カレーまじ美味かった」






「ううん。またいつでも作るからね」






「うん、ありがとう」






そう言っ勇人が抱きしめた







「まじ好きだわぁ。お前といると落ち着く」






「もうっ、恥ずかしいな。…でも、あたしも大好き」







体を離しお互い見つめあいながら笑いあった






「じゃあな」





「うん。ばいばい」





あたしは勇人が見えなくなるまで背中を見送った





すっごい幸せ。まさか、勇人とこんな風になれるなんて…







――でも、こんな幸せ長くは続かなかった






悪夢はもうすぐそこまで近づいてきていた…