勇人があたしに初めて弱音をはいた。





「勇人があたしのでよかったらいつでもカレーでもなんでも作るよ？」





「ありがとう。めちゃ嬉しい。」





「うん。」





あたしは皿洗いが終わり勇人のいるリビングに行った。






勇人はソファーに座っていた。






あたしは、勇人の隣に座った。






「瑠衣。瑠衣は、絶対に離さないからな。絶対傷付けたりしないからな。」





勇人はそういいながらあたしを抱きしめた。





「うん。あたしも絶対に勇人から離れない。」





勇人はもう誰も失いたくないかもしれないからそういったのかもしれない。





あたしは、絶対に勇人を悲しませたりしないと誓った。




「あっ！瑠衣！１０時だ。大丈夫？」





「やばい。帰るね？」




「送ってくわ。」




「ありがとう。」