誰かさんが買ってくれた大好きなプーさんを隣に寝かせ
私も眠ろうとした

眠れなかった

雪国の1月
寒いなんてものじゃなかった

そんな夜
父親が寝静まったあと
ママが私をいきなり抱き上げた

とっさにプーさんを掴んだ

そのまま、ママは裸足で1円も持たず走り出した