俺も空を見上げた。
空で輝く星はキラキラとまるで宝石のように綺麗に輝いていた。
「綺麗だな…」
ポツリとはいた言葉に
うん、と頷いた坂田。
坂田と、俺の間には
10センチの間があいていた。
もっと近づきたかった俺は、坂田の間をうめつくす様にゆっくりと近づいた。
そんな俺に、気付かない坂田はまだ空を見上げていた。
「!!」
あまりの勢いに、坂田の肩が俺の腕に当たってしまった。
坂田は一瞬ビックリして、こっちを向いた。
だが、俺は何もなかったかの様に空を見ていた。
そんな俺を見ていた坂田はまた、空を見上げた。