「この子ね、名前はあいって言うんです。」
「はぁ〜?」
いきなりその子の名前を言われましても〜という顔をしながら、つい出てしまった声に焦ってしまった。
「あいは、あなたを外見で好きになったんじゃないんです!」
いきなり怒鳴りつける様にして、拳をつくりながらなぜかはわからないが熱く語っていた。
「こんな子が今までいたんですかあ?」
その熱く語る子はいきなり上目線でこっちを睨んだ。
睨まれても〜と
心の中で1人ため息をついた。
そんな俺にお構いなくその子は続けた。
「まぁ〜確かにあなたはカッコイイですよ?」
そう言って下から上までジロジロ見られた。
「でもですね、そんなあなたにあいは外見ではなくあなたの内を見たんですよ?!!!」
そう言ってその子は
いきなり接近してきた。
俺の額には汗がタラタラ流れていた。
正直この子達が怖くてしかたなかった。