文化祭…


ホントにあっという間
だった一週間だったなぁ〜
なんて思いながら、教室の窓から顔を覗かせる俺。


淳也は同じ教室の男子とはしゃぎながら屋台へと走って行った。


混雑した場所があまり好きではない俺は、あとで行くと淳也に言い残し、今に至る。



ホント、こんなのの
何がいいんでしょうね…


ただ歩き回って、最終的に疲れるだけなのに…



おじさんみたいな事を考えながら、外で楽しく盛り上がっている生徒達をぼーっと見つめた。



ホントにおじさんだった…

目を半開きにしながら
今にも閉じそうな目を必死になって開けようとしていた。



「真地く〜〜ん★★」


びくっ!!!

いきなり大きな声で呼ばれた俺は体をぶらつけた。




後ろからした声の方にゆっくり体を向けると、そこには知らない女子が数名いた。



しかも、うちの学校じゃなかった。



なぜなら、制服がそうじゃなかったから。