ようやく、淳也も風船全部を膨らませてた。


「あー、えらっ」


「淳也、もー帰ろうぜ?」

一息ついていた淳也に
おかまいなく言った。


なんでこんなに帰りたいかと言いと、


藤本と一緒にいた坂田が
男子と会話をしていたから





そんなとこ、みたくなかった…



坂田は別に楽しそうに
話しているわけでもない…


ただ、俺が坂田とまだ
話した事もないのに、他の男子が先に話しているのに無償に腹が立った。




わがままかもしれないな…